2003年1月10日
会期: 平成15年1月10日(金);13―17時 会場: 長井記念館(渋谷)会議室(A,B) 会長: 座長:西義介(JT)、佐藤敬喜(第一製薬) 現在、培養技術の利用が注目を集めている分野に再生医療がある.古くはモノ作りの時代から培養 技術は産業に利用されてきた.しかし、再生医療においては、培養された細胞を人体へ戻すことを 目的としており、従来の利用のもつ性質とは異なる.また、研究の成果が一般市民の利益に還元さ れるためには、最終的には企業活動が重要な役割を果たす.しかし、再生医療で利用されるものが、 人体の一部であることから、倫理問題についての検討がなされている反面、企業化あるいは 「銭勘定の話」について考える場が与えられていないのが現状である.このような状況の中で、 大学は独立行政法人化をにらみつつ、特許の取得と起業化への支援をはじめており、再生医療分野は その圧力の中で、注目を受けているように思われる.治療への貢献が期待される研究室の成果が、 企業化を通じた安定した治療の供給へとつながるためには、どのようなプロセスが必要であり、 そこにはどのような問題があるのか. 日本組織培養学会会員は今後、再生医療へのかかわりを通じて、この問題と直面せざるをえないと 考えられる.そこで、今回、以下のようなプログラムをもってこの問題に対応することを計画した. ビジネスモデルとしての再生医療−培養皮膚を例に(案)
問い合わせ先: 増井徹 ストラテジック委員会 (国立医薬品食品衛生研究所) e-mail:masui@nihs.go.jp 会場アクセス:
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