大会長:竹澤 俊明((独)農業生物資源研究所)
会 期:平成26年5月29日-30日
会 場:星陵会館(東京都千代田区永田町 2-16-2)
このたび日本組織培養学会第87回大会を、星陵会館(東京都千代田区永田町)において平成26年5月29日(木)、30日(金)の2日間の日程で開催する運びとなりました。
第87回大会では「実用化を指向した先端培養技術」をテーマとし、生体機能の解明に有用な培養技術から、再生医療、創薬および動物実験代替法などへの応用を目指した培養技術に至るまで、活発な議論が行われる大会としたいと考えております。そこで本大会では、諸先生方の協力を頂きながら、本学会で重視している一般演題(50演題)および奨励賞対象演題(5演題)をはじめ、特別講演(2演題)、2つのシンポジウム(13演題)、ランチョンセミナーおよびモーニングセミナーを開催することと致しました。
特別講演では、欧米に於ける先端培養技術の動向を把握したいと考え、ドイツからHeike Walles博士および米国からJennifer H. Elisseeff博士をお招きし、それぞれ座長を中村幸夫先生および青木茂久先生にお願いしました。
また、シンポジウム1では、再生医療を支援する先端培養技術について、組織および臓器を再構築あるいは再生する戦略の視点から議論したいと考え、オーガナイザーを中村真人先生と浅香勲先生にお願いしました。
日本動物実験代替法学会と合同で開催するシンポジウム2では、創薬を支援する先端培養技術について、PKPD予測に有用なヒト細胞の培養モデルの視点から議論したいと考え、オーガナイザーを酒井康行先生と絵野沢伸先生にお願いしました。
さらに、ランチョンセミナーでは、初日は日産化学工業株式会社の御協賛により谷口英樹先生をお招きし「iPS細胞からヒト臓器を創る -如何にして器官発生を模倣するのか?-」というタイトルで御講演頂き、2日目はDSファーマバイオメディカル株式会社の御協賛により片岡健先生に「教育研究システム委員会主催の細胞培養指導士講習会」を開催して頂きます。
なお、モーニングセミナー(2日目のみ)では、関東化学株式会社の御協賛により誠に僭越ではございますが私が「生体内組織を構成する細胞の微小環境を反映した三次元培養技術の開発」というタイトルで講演させて頂くことになりました。
また、大会終了後の翌31日(土)は星陵会館ホールにてサテライトシンポジウムとして「NIASシンポジウム:再生医療、創薬および動物実験代替法の分野における実用化を指向したコラーゲンビトリゲルの開発状況」を開催させて頂くこととなりました。
つきましては、本大会およびサテライトシンポジウムに多数の皆様がご参加くださるよう、心よりお願い申し上げます。以上、いろいろ至らぬ点があるかと存じますが、宜しくご助言、ご協力のほどお願い申し上げます。