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       大会長:浅香 勲(京都大学 iPS細胞研究所)

       会  期:平成24年5月17日-18日

       会  場:京都大学 百周年時計台記念館 百周年記念ホール

大会長 挨拶CONCEPT

ご挨拶

 日本組織培養学会第85回大会を本年5月大文字山の麓、京都大学百周年時計台記念館で開催させていただくことになりました。本学会ホームページに掲載されている高岡先生がまとめられた大会年表によれば、京都での本学会大会は50回までは数年に1度の割合で開催されていたようですが、ここ十数年間は殆ど無く、久しぶりの開催となるようです。
 いみじくも本年は、ヒトiPS細胞の樹立がCellに掲載されてから5年目にあたります。その間、幹細胞技術は全世界を巻き込んだ開発競争の元に発展を遂げ、具体的な医療応用がようやく視野に入ってきたところです。言うまでも無く、iPS細胞やES細胞といった幹細胞を医療応用する上での基盤技術は細胞培養技術です。そこで、本大会のテーマを「先端医療を担う培養技術」とさせていただきました。諸先生方の協力をいただきながら大会企画を検討し、特別講演では山中伸弥iPS細胞研究所長から「iPS細胞研究の進展」のご講演をいただく他、中村幸夫先生、粂昭苑先生、絵野沢伸先生にシンポジウムオーガナイザーをお願いし、「実現化目前の幹細胞治療と培養技術」と「細胞接着と細胞機能制御の最先端」と言う二つのシンポジウムを開催させていただきます。シンポジストは何れも最先端の先生方で、本大会に参加される先生方の今後のご研究においても、少なからず影響を与えられる内容と確信いたしております。是非活発なご討論をいただき、本大会が組織培養技術と本学会にとって、さらなる発展を遂げるきっかけとなることを願っております。
 今回の大会日程は木・金曜日の開催とさせていただきました。日程的には葵祭の直後で目立った行事はありませんが、気候的にはベストな時期です。大会中は大いにディスカッションいただき、大会後は京都の名跡と食を堪能され、英気を養われますようお勧めいたします。
 いろいろ至らぬ点が多々あるかと存じますが、是非本大会に多数の皆様がご参加くださるよう、心よりお願い申し上げます。

浅香 勲(日本組織培養学会 第85回大会会長)   
京都大学 iPS細胞研究所 規制科学部門   
         連絡先:
 京都大学 iPS細胞研究所
 規制科学部門 浅香研究室
 
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53
  電話 075-366-7059
  FAX  075-366-7078
  e-mail jtca85@cira.kyoto-u.ac.jp
   リンク(浅香研究室):
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/asaka_summary.html