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大会長 挨拶CONCEPT

ご挨拶

 
 日本組織培養学会第92回大会の大会長を務めさせていただきます、日本歯科大学の筒井健夫と申します。本大会は、2019年7月6日(土)と7日(日)の2日間、日本歯科大学生命歯学部にて開催させていただきます。

 日本組織培養学会は1956年9月30日に第1回が「組織培養研究会」として発足、開催され、今回は92回目の大会となりますが、1981年10月に第52回大会を日本歯科大学が開催いたしております。本大会を40回の時を経て、再び日本歯科大学が開催させていただけることは、幸甚の至りに存じます。この間、生命科学の進歩は著しく、またグローバル化に伴い組織培養技術に対してさらに様々な必要性が顕在化しております。日本組織培養学会は、これまでに受講生が500人を超える細胞培養講習会を行い、技術的諸問題の解決に努めており、学会認定「細胞培養士」の養成を通して細胞培養技術の標準化を推進しております。

 我々は、細胞の生命体における活動を、それぞれの切り口から解明し応用しようとしております。本大会のテーマ「探究心 〜細胞に誘われる未来〜」は、これまで、そして現在、未来へと細胞に誘われ、生命現象の本質を解き明かす心構えから決めました。本大会では、特別講演、公開講演、最新の生命科学に関するシンポジウムテーマを「iPS細胞基礎・臨床研究における新展開」、「量子技術を応用した新たな生命科学の展望」、「培養細胞の臨床応用に向けての活用」として3テーマ、日本動物実験代替法学会合同シンポジウム、また日本の生命科学研究の次世代の担い手となる、大学院生を対象とした学会入会の有無を問わないGraduate Students Sessionなどを企画しております。さらに、第92回大会では、枠組みを超えた新たな企画が必要であると考えました。世代を超えて国民へ生命科学の興味深さを伝えるため、参加自由の公開講演は、口腔から全身への生命歯科学の奥深さへ誘う内容です。また、体験型サイエンスユニットでは、小・中学生を対象に生命科学への探究心を鼓舞するような「わくわくデンタルラボ 〜歯科材料で遊んでみよう〜」と「みるみるサイエンス 〜身近なものと歯と細胞を観察してみよう〜」を企画しております。広く一般の方々へ医療・健康・ライフサイエンスとは身近であることを実感する機会を提供するため、ライフサイエンスポスターコンテストを行います。この企画は、それぞれの世代の医療・健康・ライフサイエンス像について、世代を超えた考えを本大会で共有することが、これからの日本社会の礎の一つとなると考えたためです。

 第92回大会では、企業ブース展示へ学会参加者以外の一般の方の入場を企画し、ご支援くださる企業の方々にも多くの交流を提供できればと考えております。日本の生命科学力の向上を目指し、年齢を問わず一般の方、学会会員の方、企業の方、それぞれ皆さまの熱意が本大会でご縁を深め、「新たな知見、新たな交流、新たなインスピレーション」を実感していただけるような意義深い大会になればと考えております。 実行委員会は、発表と活発な議論をお楽しみいただけるような大会を目指し準備しております。皆さまのご参加をこころよりお待ち申し上げております。


日本組織培養学会 第92回 大会長

筒井 健夫

日本歯科大学 生命歯学部 薬理学講座 教授


                                             

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