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大会長 挨拶CONCEPT

ご挨拶

 新型コロナウイルス感染拡大のため、2020年の大会開催を延期させていただきました。この度、改めまして日本組織培養学会第93回大会を広島大学霞キャンパス内 歯学部大講義室(広島市南区霞 1-2-3)において2021年9月2日(木)、9月3日(金)の2日間の日程で日本組織培養学会第93回大会を開催することをお知らせいたします。

 この1年間、会員の皆様におかれましては、当たり前だった日常とは異なる生活を送られ、様々な不便を感じられたことと思います。その中で、新たな時代の取り組みとして遠隔授業や遠隔会議などが日常的に行われるようになりました。日本組織培養学会第93回大会は、ウィズコロナ、ポストコロナ時代の開催方法として、オンサイト開催とオンライン開催のハイブリッドで行うことと致しました。当日広島に来ることのできない参加者の方々もいらっしゃるとは思いますが、現地で交流される先生方と共に是非演題等を登録していただき、活発な討論をしていただければと思います。

 第93回大会のテーマは「技術が切り拓く多彩な未来 ~医療現場への道筋~」です。細胞培養技術に関連する様々な分野での第一線でご活躍中のご高名な先生方のお話が聴けると、会員の皆様がとても楽しみにしておられましたので、開催延期決定時は私も非常に残念な思いをしておりました。幸いなことに2020年にご講演をいただく予定だった全てのシンポジストの先生方に、そのまま2021年の大会でお話いただけることになりました。再三の日程変更に快く応じてくださった各先生方には、この場を借りて深く御礼を申し上げます。

 シンポジウムは『培養細胞が切り拓くがん治療研究』『iPS細胞を用いたがん免疫療法』『革新的イノベーションがもたらす新研究領域』『iPS細胞を用いた再生医療への道筋』という4つのテーマを掲げさせていただきます。
 また、特別講演演者としてお招きする日本学術振興会学術システム研究センターの黒木登志夫先生からは、新型コロナ感染拡大の科学的分析についてのご講演をいただくことになりました。 。

 近年の目覚ましい科学技術の発展により、多くの疾患の原因が究明され、新規治療法も続々と開発されております。細胞培養技術はがん研究領域では多岐にわたる治療法の開発研究に大きな役割を果たしており、いくつかのがん種で認められる近年の急激な治療成績の向上は、長年にわたる多くの研究者の努力が花開した結果とも言えます。また、再生医療分野でも細胞培養技術は重要な研究基盤技術の一つであり、今後医療現場で予測される多くの新規治療法への道筋を、土台として支えていくことになります。新たに開発された技術と細胞培養技術が融合し、これまで不可能だと思われていたことが次々と可能となっていく、そのような未来が今後も予測されます。今大会に参加される皆様には是非、医学の発展を支える細胞培養技術の現在を感じて頂きたいと考えております。

 今大会では、前回大会と同様に、次世代の生命科学研究の担い手となる大学院生を対象とした学会入会の有無を問わないGraduate Students Sessionを企画しています。またオンサイトでは、学会参加者以外の学生や教職員、医師、歯科医師の方々にも自由に企業ブース展示場やランチョンセミナー会場に入場していただけるよう広報を行い、ご支援くださる企業の方々との交流の場を提供できればと考えております。更に、今大会では休憩時間を利用したオンラインやオンデマンドでの企業展示、広報の枠を新たに設けます。参加者の皆様の安全を考慮したうえで、研究に役立つ多くの議論や情報交換が活発に行われる、意義深い大会になればと考えております。皆さまのご参加をこころよりお待ち申し上げております。


日本組織培養学会 第93回 大会長

藤井 万紀子


                                             

バナースペース

日本組織培養学会 第93回大会
大会事務局

〒734-8553 広島市南区霞1-2-3

広島大学大学院 医系科学研究科
ゲノム口腔腫瘍学

Tel /Fax 082-257-1503

E-mail:jcta93th[at]hiroshima-u.ac.jp
※[at]は @ に置き換えて下さい。


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