会員の皆様におかれましては,益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
さて,このたび日本組織培養学会 第97回大会を,山口東京理科大学(山口県山陽小野田市大学通1-1-1)において2025年8月21日(木)・22日(金)の2日間の日程で開催する運びとなりました。
第97回大会では「創薬・医療・基礎研究を支える培養技術の基礎と実践」をテーマとし,培養細胞を活用し生物学的イベントのメカニズム解明に焦点をあてた最先端研究,培養細胞とテクノロジーの融合による生命の理解や医療への応用に焦点をあてた最先端技術研究に加えて,動物実験代替法の必要性から,今後の創薬を支える多能性幹細胞を用いた非臨床試験に関する話題を日本動物実験代替法学会とのジョイントとしてシンポジウムで取り上げます。そして,昨今の再生医療等安全性確保法で認められている細胞培養加工の外部委託の需要の高まりなどから,日本組織培養学会が掲げる細胞培養に関する技術・知識の普及の重要性に鑑みて,日本再生医療学会とのジョイント教育セミナーを特別企画として開催いたします。両学会がそれぞれ育成する細胞培養士と臨床培養士の制度設計や講習内容,さらに細胞培養の自動化の現状についても紹介し,細胞培養の技術や人材育成の今後の在り方について,パネルディスカッションの機会を設け議論したいと考えています。
開催地の山口県山陽小野田市は,関東や関西,東海の都市部から見ればいわゆる地方の人口減少地域で,公共交通では大変不便な場所と言わざるを得ません。大会長として,ご参加の皆様にはできるだけご不便をお掛けしないよう,チャーターバス等を活用した開催計画を立てているところでございます。尚,近隣(宇部新川駅周辺)のホテルには限りがありますので,皆様各自で早めのご予約をお願いいたします。
最後になりましたが,会員の皆様,どうぞ奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。
日本組織培養学会 第97回 大会長
公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学〒756-0884
山口県山陽小野田市大学通1-1-1
公立大学法人山陽小野田市立
山口東京理科大学
大学院薬学研究科
再生医療学分野